流氷期のフレトイ海岸から見える知床連山

私の住んでいる町 北海道・小清水町・浜小清水を歩く(8) フレトイ海岸

第8回目の投稿は、浜小清水のフレトイ展望台の眼下に広がるフレトイ海岸です。

フレトイ海岸から見える知床連山

フレトイ海岸の正面、はるか沖にはカラフト(見えません)

フレトイ海岸の正面、はるか沖にはカラフト(見えません)

フレトイ海岸から見える知床連山

フレトイ海岸から見える能取岬

フレトイ海岸から見える能取岬

フレトイ展望台の眼下に広がるのがフレトイ海岸です。春~冬の初旬にここに出かけると普段は穏やかなオホーツク海が広がっています。
海を眺めていると心が落ち着くときが多いので、ここは意外と好きな場所です。正面は海だらけで他には何もないのですが、この先にはカラフトがあるのかと思うと感無量です。

左には知床連山、右には能取岬が見えます。オホーツク海の全域が見えるスポットにもなっていますが、ここは意外と多くの人に知られていません。浜小清水の駅からは丘があって全く見えないことも影響しているかも知れません。

月下旬から、遅くとも2月の前半になるとこのフレトイ海岸の眺めは一変 流氷がやってきます!

流氷期のフレトイ海岸の正面、はるか沖にはカラフト(見えません)

流氷期のフレトイ海岸の正面、はるか沖にはカラフト(見えません)

流氷期のフレトイ海岸から見える知床連山

流氷期のフレトイ海岸から見える知床連山

流氷期のフレトイ海岸から見える能取岬

流氷期のフレトイ海岸から見える能取岬

早いときだと1月下旬から、遅くとも2月の前半になるとこのフレトイ海岸の眺めは一変します。カラフトに近いアムール川から流れ出した流氷がここに到達するからです。

流氷が岸に到達することを接岸といいます。ただし、流氷は海に漂っているので、その場にとどまっていることはありません、海の流れや風の影響で、あっという間に沖に戻ってしまうこともしばしばです、さっきここに流氷がいたかとおもうと短時間で流氷がなくなってしまうこともあります。これは地元も人間でも予測が付きにくく、流氷を見に来た人を案内してもまったく流氷がなかったこともあります。

この海岸では流氷に近づくことはできても、流氷にのることは禁止されています。遠浅の海で砂地に流氷が乗りあげているところもありますが、危険なので流氷には乗らないでください。

いずれにしてもこの流氷が接岸している時期はこの海岸にとって、とっても素晴らしい季節です。ぜひこの季節にオホーツクの流氷接岸を堪能してください。

北海道の花「ハマナス」

私の住んでいる町 北海道・小清水町・浜小清水を歩く(7) ハマナスが咲いていました。

第7回目の投稿は、浜小清水のフレトイ展望台に行く道で出会ったハマナスについてです。

浜小清水のフレトイ展望台の脇で咲いていたハマナス
浜小清水のフレトイ展望台の脇で咲いていたハマナス

「ハマナスは,オホーツク海沿岸などでは,早くから,原生花園の代表植物として注目されてきましたが,昭和 50 年7月に,一般公募により北海道の花に指定されてから,さらに,一般に注目されるようになりました。」と地方独立行政法人北海道立総合研究機構の自然保護科に在籍していたと思われる斎藤満さんが「オホーツク海沿岸におけるハマナスの生育と保全」で書かれているとおり、ハマナスは北海道を代表する花となっています。昭和50年ということは1975年ですから、もうすぐ50年が経とうとしています。オホーツクでこのハマナスが咲いてきたのはもっとずっと前だと思いますが、オホーツクにとっては大事な花です。

僕自身が「ハマナス」のことを意識するようになったのは、2005年オホーツク・小清水町に移住して、自然ガイドを始めてからのことです。多くの人は「ハマナス」の花のことをピンク色の花といいます。ハマナスの花の名前のことを知らないのです。僕は花の名前は知っていなくても、知っていてもどちらでもよいと思っています。それよりかは花の美しさそのものを知って欲しいからです。
ハマナスはオホーツクの砂地に生えている植物ですが、その美しさは、ハマナスが群れをなして咲いていることからくるすごさからも来るのかも知れません。

そのはまなすがこの浜小清水の「浜」にも咲いていることが重要だと思います。北海道の花が浜小清水にも咲いているということは、ほんとうにうれしことです。

斎藤満さんが書いた「オホーツク海沿岸におけるハマナスの生育と保全」ではしめっくくりとして、「ハマナスは,砂地という環境でどのように生育している植物かが次第にわかってきました。かつて見事なハマナス群落がみられ,その後枯損が発生した経過も,また,それを回復させる方法もほぼ明らかになりました。そして,植物群落の保全は,自然の遷移という大きい時間スケールでの流れの中で考えるべきことを述べました。その結果,ハマナス群落を積極的に保全するには,群落内に繁茂する外来草本を抑制もしくは除去するなどの人為的コントロールが必要と考えられました。道花・ハマナスは,花が単に美しいだけではなく,その群落は,海岸林の前線として広く役立ち,さらに北海道らしい海岸の景観保全の面でも役立っています。また,近年は緑化樹としても広く利用されています。」述べられていますが、そのことは今も十分に引き継がれて行かなければならないことだと思っています。

一輪のはまなすのことから環境の保全ということも考えなければならないということはとても素晴らしい発見だったと思います。

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