昔書いたものですが、再構成してアップします!
●初めて本格的に使用したカメラは「ニコンF アイレベル」
僕がカメラを使用した歴史をそれなりに語って見たいと思います。僕が初めて使用したカメラはオリンパスペンのコンパクトカメラでした。これは母親のもので、本格的に使用したのは、僕が中学校の写真部に加入した時で、母親にせがんで買ってもらった「ニコンF アイレベル」です。
ニコンFといえば、その頃、カメラをやる人にとってはちょっとあこがれのカメラでした。写真部の先輩がニコンFを買って、いろいろ触らせてもらって、良いカメラだとわかって、購入しました。
購入したカメラは、今から50年ちょっと前の1971年で「ニコンF アイレベル」といって、露出計はついていないものでした。露出は別途専用の露出計を使った方が良いという先輩のアドバイスと、通常に撮影するのであれば、自分の経験を生かして、マニュアルで、独自に決めるようにという教えがありました。
中学・高校時代(当時の名前は、東京大学附属中学校・高等学校)の6年間は写真部に所属して、「ニコンF アイレベル」で撮影して、その撮影したフィルムを暗室で自分で現像して、印画紙に焼き付けるという作業をしていました。ある意味で「暗い」クラブ活動に参加していたというのは一つの笑い話になっています。
当時一緒に活動していたメンバーもFacebookで再会しました。
●ニッコール・28mm、F3.5の広角レンズ
最初に使ったのは、ニッコール・28mm、F3.5の広角レンズでした。広角を選んだ理由は、標準の50mmだとありふれた写真になりがちだということを先輩から教わり、28mmは意外と使いやすいということでした。僕も使いやすいと思っています。
このニコンF アイレベルのカメラは中学・高校のクラブ活動で使う他、様々な場面で使用したと思います。その後の大学生活はもちろんのことその後、就職してからも「ニコンF アイレベル」は本当に活躍しました。
●ニッコール・105mm、F2.5の望遠レンズ
最初に就職したところは、1980年の私立の中学校(森村学園中等部)でした。社会科の教員として就職したのですが、ワンダーフォーゲル部の顧問として山岳写真をいろいろ撮影しました。それとメインで顧問をしていたのが、写真部です。写真を教える一つの仕事をいただいた感じで、僕自身が体験した中学・高校時代の暗室技術を教えていったのと、撮影の場面での指導でした。そして、私立中学校の写真部の顧問を担当して、ニッコール・105mmの望遠レンズを使うようになりました。
私立の中学校の写真部の活動としては、撮影会と題して、当時住んでいた横浜の町をあちこち教えいた生徒達とカメラを持って歩き回りました。当時教えていた教え子とFacebookでも繋がっています。そのときに、もう一人の顧問の同僚に、教えてきたサービスだとして、ニッコール・105mm F2,5の望遠レンズを買っていただきました。1982年頃だったと思います。標準レンズの倍の焦点距離である105mmがよいという結果になったのです。本格的なデジカメ一眼レフの登場までは、「ニコンF アイレベル」は大活躍。
●ニコンF アイレベルと併用して使っていたコンパクトデジカメ
デジカメが登場してからもしばらくはコンパクトデジカメをニコンF アイレベルと併用して使っていました。その後、「ニコンF アイレベル」は、買える値段で登場したデジタルカメラの登場する2001年まで大活躍しました。
「ニコンF アイレベル」は今でも大事に持っています。2005年に北海道・小清水町に移住しても、ほとんど使われることもなく、自宅の一種の飾り物になってしまったように思いますが、僕の使ったカメラの歴史を辿るものとして売る気持ちはなく、ずっと持っていたいと思っています。